2000年4月17日放送(第236回)スペシャルウィーク其の弐

「伊集院光・あの……クリスティーンなんですけど、社長……昨日は…色々あるから……ありがとうね……また電話ちょうだい。ども、しぃません」
AD柳沢の携帯電話の留守録に入っていたメッセージ。
四年前の12月30日「行く年来る年」でみんなが血の涙を流しながら仕事をしている中、AD柳沢は誰かに毛ジラミを移されていた。
オーディションの応募にたくさんの封書が来た。
中には、本気の人も結構いた。
ブサイクのコスプレはそのキャラを汚しているようでイヤだと思っていたが、美人なのに目が虚ろという方がイヤ。
書類選考で20名が候補に挙がった。
その20名を先週の土曜日、TBSビッグハットに呼んで第二次審査をした。
合格者は、番組中に決定する。
シンデレラストーリーを面白可笑しく説明。
朝倉大介の盗作疑惑。
今週の歌:国府田まり子『寂しがりやの恋』
朝倉大介が作曲し藤井隆が歌う『なんだかんだ』は、外国アーティスト作曲の『ツゥーメニー・ブロークン・ハート』に非常に似ている。
この二つの曲を聴き比べてみる。
結果、作曲する時は他人の著名曲をパクッていいことに気付く。
FAXテーマ『オーディションに参加するリスナーへの応援メッセージ』
ジングルにかかっている曲は、AD柳沢が作曲している。
「自称天才プロデューサー伊集院光にプロデュースされたい若者募集!」
応募総数600通の中、20名が書類選考通過。
4月15日の午後2時30分、12階会議室で第二次オーディションが行われた。
その時のテープを聴く。
FAXを読む。
「面部門:歌唱力テスト&面接、開始」
菊池秀之:打ち出の小槌とゲイラカイトに似た顔。
岡田大介:ナイス面。119kgの弱気なおデブ。
武井敦史:不機嫌なジャンボシュー。
小島久昭:スキンヘッドにヒゲもじゃ。妖怪油すましにそっくり。趣味がユーザーサポート。
戸谷浩一:モテないキングの座を獲得した30歳。真面目で優しいセガ社員。
雅塔秀樹:ファイナルウエポン。歌は苦手。ユニットに必要不可欠な顔。
渡辺大介:120kg。天然パーマで金髪、顎ヒゲ。大学七年生。
以上、七名が面エントリー。
FAXを読む。
自分に関するインターネットのホームページは大嫌い。
オーディションに来た人たちの顔写真をネットで公開するためにホームページを作りたい。
FAXを読む。
新しく作られた時報は日曜大将軍の友野プロデューサーが考案したものだった。
「特技部門:歌唱力テスト&面接、開始」
越水恒実:英語が得意。
橋爪伸助:調理師免許を持っている。食品衛生責任者希望。
野崎亮平:最年少の11歳。落ち着いた小学校六年生。
藤渡和明:最長年の37歳。経歴が凄い。ゲーム「負けるな、魔剣道2」の広報をやっていた。
林房登:バイオリンが得意。
山本浩紀:謎の特技を披露。
松阪義昌:名前が“松阪”だから合格。
剣持省吾:茶髪にヘアバンドの今時の青年。五月からイカ釣り師になる。
以上、八名が特技エントリー。
「女性部門:歌唱力テスト&面接、開始」
西田沙織:『キムタク好き?』『嫌いです』
岡部咲子:活動休止中のワンダーフォーゲル部に入って楽したい。
小林千尋:字も綺麗できちんとした人。
小宮雪乃:音大出。
三宅美幸:一見普通の女の子。彼氏に薦められて聴き始めた。
以上、八名の女性がエントリー。
「負けるな、魔剣道2」の裏技FAXを読む。
FAXを読む。
主要メンバーに合格発表の電話をかける。
「野崎亮平」に電話をかける。
「岡田大介」「小島久昭」「渡辺大介」「雅塔秀樹」「剣持省吾」「小宮雪乃」
「三宅美幸」に電話をかける。
「戸谷浩一」は暫定合格。
今週一週間で巨人のマルティネスがホームランを打ったら合格。
以上、九人が合格。
「戸谷浩一」に電話をかける。
作曲者は大物を用意。
歌詞に入れて欲しいフレーズ・歌のタイトル・歌詞・ユニット名・マーケティング方法を募集。
今週の歌:モーニング娘『ラブ・マシーン』
FAXを読む。
真中瞳がニュースステーションのスポーツコーナーに出ていることに腹が立つ。
川村ひかるは競馬の番組に出るために、大学を辞めた。
きちんとアフレコされたエンディングテープ「それが伊集院光の声を聴いた最後だった……」を流す。