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CHART -京-
物語の展開をチャートにしました。
そのシーンの主要台詞も網羅しています。
『京都』
●巨大な暗黒ランと対面。
ホテイ丸
「卍丸サン! 根のキャッスル、壊すミッションぼちぼちスタートしたりマース!!」
●鋼鉄城対暗黒ラン。
ホテイ丸
「最後のアタックはじめマース!
卍丸サンはソコの赤い床に立っテ、用意してくれ思イマース!
卍丸サン。ワタシ、アンさんのヘルパーでけて誇り思てマス。
カナラズ、根、倒してクダサイ!!
ダイジョーブ! OK! OKヨ! アンさんナラ、でける。ワタシ、ホショーしたるヨ!
ワタシ、アンド・ブラザーエビス。いつも、アンさんト一緒デース。
それでは、イキマッセ!!」
●卍丸たちを鋼鉄城から脱出させる。
ホテイ丸
「クッバイ! 卍丸サン!」
●ホテイ丸による鋼鉄城の特攻。
●僅かに開いた所から、花の御所へ。
『花の御所』
●花の御所に入った直後。
極楽太郎
「とうとう、わしをこんな所まで連れて来ちまいやがって。
卍丸。あんたはとんでもねぇ奴だ!!
ヨミか……きっと強えんだろうな……ここまでも結構苦労したのに、もっと強えんだろうな……
けど、わしも男だ!! どこまでも付き合ってやるぜ!! あんたにわしの命を預けた!!
わしらが力を合わせりゃ、たぶん何とかなる!! いや!! 何とかしなきゃな!!
頼んだぞ!! 卍丸!! あんたの聖剣で根の一族に引導を渡してやれ!!!!!!!!」
●ヨミの間に入る直前。
カブキ
「卍丸よぉ!! 俺はスゲェェェ残念なことが一つだけあるゼ!!
これから根の大将をやっつけて大団円を迎えようというのに、誰も観客がいねぇ!!
火の勇者ってのはよぉ! つくづく損な役回りだゼ!! 帰っちまおうかな……
な〜んつって、冗談だよ、冗談!
みんなの緊張を和らげようと思って、気を遣ってやったのさ!!
さあ、行くゼ!! 卍丸!! どんな手を使っても勝とうゼ!!
ど〜せ、誰も見てねぇんだからよ」
「卍丸……感じるわ……とても、邪悪な力……ヨミがいるわ。この扉の向こうで待ってる……
でも、不思議。私、ちっとも恐くないの。きっと卍丸が一緒だからね……
卍丸はいつだって大きな敵と戦ってきた。そして、その度に私たちに奇跡を見せてくれたわ。
今度もきっとそう!! 私、信じてるわ!!」
●ヨミの間へ入る。
デーロン
「来たな! 卍丸! さすがに早いな!
君たちはいつもわしらの予想を上回る早さでやってくる!!
時間稼ぎに暗黒ランを各地にばらまいておいたわしらの苦労を笑うようにな!
おかげで、ヨミ様の復活も予定より少し遅れてしまった……しかし、わしらには切り札がある。
この広間に集めた京の人間たちに協力して貰えれば、その遅れも一気に解消する!!
ヨミ様!! 人間の絶望する心を存分にお召し上がり下さいませ!
さあ、血の祭典の始まりじゃ!!
卍丸よ!! 儚き命のために、せめて念仏でも唱えてやるがいい!! ファーハハハ……」
●京の人々がヨミの糧となる。
デーロン
「これで、君たちとわしらは五分と五分!! 勝負は振り出しに戻った!!
間もなく、ヨミ様は復活なさる!! そうなればわしら根の一族の勝ちが決まる!!
逆に、君たちが勝つためにはわしらを倒し、この最後の暗黒ランを切らねばならぬ!!
さあ、卍丸よ! わしらを倒すがよい。しかし、わしらもただ負けるわけにはいかぬ!
この日のために、根の一族を材料に実験を重ねた! その答えがわしらの体内にある!
見るがいい! これが人間の力でできうる限界の形!! 究極の生命体じゃ!!」
●三博士が合体し、機械獣デデベに変身する。
●機械獣デデベを倒す。
デデベ
「ヨミ様!! 火の勇者が行きまする……早く、その中より出て下さりませ……」
カブキ
「ふーーー! なんとか、間に合ったようだぜ!
さあ、卍丸!! ぐずぐずするな! この忌々しい暗黒ランをバッサリとやってくんな!!」
●殻が割れ、ヨミの幼虫が現れる。
●ヨミの幼虫を倒すと、悪神ヨミが現れる。
ヨミ
「我はヨミ。暗黒を司る神なり!!
我はこの地に、我が僕となりし強き魂を生み出すため、降臨せり。
我は根を生み出し、我が怨敵・マリは火を生み落とせり!!
根と火は互いに憎み合い、その争い、太古より今に及ぶ。然れども、その争いも今日限り。
我は怨敵・マリを我が腹中に飲み下したり。もはや我が意志を止める術なし。
我が望む時は来たれり。さあ、欲するままに生きろ!! 奪え!! 殺せ!! 喰え!!
それこそが自らを高みへと押し上げる唯一の道ではないか!! マリの遺児・火の一族よ!!
この麗しき暗黒の夜明けに、その命の最後の輝きをこのヨミに捧げるのだ!!!!」
●ヨミを倒す。
ヨミ
「お前たちは一体何者なのだ!? マリの作った火の一族にはこんな力はないはず……
その揺るぎなき闘争心……決して諦めぬ不屈の心……
それは、我が子・根の民にこのヨミが与えしモノ……
なぜ、お前たちがその力を!? お前たちの中には、火の力と根の力が共に宿っているというのか!?
千年の時の中で、火と根は混ざり合ったというのか……まさか……それが……人間と云うモノか!?
聖も、邪も、お前たちは自分で決めてしまうのか!? 神はいらぬと云うか……
マリよ!! 目醒めよ!! 我が体内より出よ!!
聖と邪が混じり合う不純な命をその眼で確かめ、そして絶望するがいいわ!!!!!!!!」
●ヨミの腹の中からマリが蘇る。
マリ
「火の子供たちよ……私の声が聞こえますか? マリです。
ヨミの呪縛を解いてくれたことに感謝します。
お前たちが戦っている時、何もしてやれず苦しい思いをさせたことを許しておくれ……
でも、お前たちは立派に戦った!! その力を信じていいのですよ。
これから私は、お前たちに大切な話しをしなければなりません。
よく訊くのですよ。
この地に、何者にも屈せぬ強く新しい命を生み出すために、私とヨミはやって来たのです。
ヨミは、強さとは争いに勝ち抜くことだと考えました。
私は、強さとは他人をかばい合う愛だと思ったのです。
そして、根の民と火の民が生まれたのです。
根と火は当然の如く争い合いましたが、
火の民はその大いなる愛のあまり、根の民とも交わってしまったのです。
そして、凶暴さと愛情という二つの相反する性格を持つ人間という存在が生まれました。
私は予期せぬ事態に戸惑いましたが、それが彼らの力の源だと気付いた時、
私は人間を信じてみることにしたのです。
もう、私とヨミの道標は必要ありません……
何者にも頼らず、人間は自分の力で歩いて行けるでしょう。
私たちの使命は終わりました。私はヨミを連れて、生まれた地へ戻ります。
何もしてやれなかった私だけど、最後に一つくらい母親らしいことをさせておくれ……
ヨミに奪われたお前たちの大事な人を、できるだけたくさん心の中に想い描くのです。
卍丸よ……そして、火の子供たちよ……さようなら……」
●マリがヨミを連れて宇宙へ。
エンディング
●京都の大文字焼きを観ながら……。
◆ホテイ丸・エビス丸・京都の人々・足下兄弟・その他の人々
ホテイ丸
「オー! マイ・フレンド、卍丸サン!! ワターシ、生きてマスデスヨ!!
卍丸サンのビクトリーのおかげ。
ありがと、ベリーマッチ、おおきニ、おおきニ、サンクスデース!!
兄のエビス丸も生き返してもろうテ、アタシ、ほんまにハッピーだすワ!!
京都の人もハッピーデース!!
卍丸サンの活躍、後世に伝えるため、八本の聖剣ソードの頭文字を山に残して燃やすそうデース!!
スバラデース!! この国、世界一エキサイティング!!
ワンダフル!! ミラクル、ミラクル、ランドネ!!
ワターシ、ジパング大好きデース!! そして、この国の人……アイ・ラブ・ユー!!!!
ミーンナ、ミーンナ、フレンドだいたい思うとりマス!!
ジパング、モーア・モーア、知りたいネ!!
また、いつかどこかで、シ・ユー・アゲイン!!!!」
◆カブキ・百々地三太夫・百々地丹波・大狸・その他の人々
カブキ
「あうぅ……おい、卍丸……見てくれよ、この顔……
三人のくのいち共にまとめて俺様の嫁さんにしてやるぜって口説いのが、断られちまって……
丁寧に申し込んだつもりだがこのザマだ……なんか、俺様が間違ったコト言ったか!?
い〜や、そんなはずはねえ!!
何しろ俺様は天下一のカブキ様だ!!!! いや、間違いはねえ!!!!
卍丸!! おめえはまたあのクソ地味な火多へ帰るんだろ?
まっ、おめえには田舎のガキ大将が似合ってるゼ!!
フッフハハハハ……卍丸! この天下一の旗を一本、おめえにくれてやらあ!!!!
天下のカブキ様の宝モンだ。家宝にしやがれっ!!!!
なあ、卍丸よぉ……俺ぁ、火の一族に生まれてきて……良かったゼ!!」
◆極楽太郎・千代・はまぐり姫・タイクーン・天狗・イヒカの民・その他の人々
極楽太郎
「やったな、卍丸!! おめえは凄え奴だよ、大した奴だよ!!
見てくれ、卍丸!! わしの千代さんだ!!
これが世界中で一番大事なわしの千代さんだ!! 生き返ったんだよ。
千年前に死んじまったわしの千代さんが生き返ったんだよ!!!!
生きてみるもんだな……信じてみるもんだな……喩えみっともなくてもよ……
命って暖かえな……命っていい匂いがする……命ってでっけえもんだ……
みんな、おめえのおかげだ!!
おめえに会えて良かったぁ、おめえについてきて良かったよ。
そうだ、卍丸!! 飯だ!! 飯、食いに来てくれよ。千代さんの作る料理はうめえぞ!!
約束してくれ、必ず来てくれよ!! 男の約束だぜ!!!!」
◆絹・酒天童子・綾姫・シロ・吹雪御前・ウラ・その他の人々
「卍丸!! 父さまと母さまが生き返ったの!! 私、信じられないっ!!!
ねえ、見て。これが私の大好きな父さまよ。凄?く恐そうでしょ?
でも、こんな顔してるけどホントはとっても優しいの!!!!
それからね……母さまはお裁縫が上手なの。
私、これから母さまにお裁縫を教えてもらうつもりなの。
うふふ……それでね、冬までに卍丸に暖かい着物をこしらえて、シロと一緒に会いに行くわ。
ねえ、シロ、卍丸は気に入ってくれるかしら?
卍丸!! 私、あなたに出会えたおかげで、今まで生きて来られたの。
そして、これからも生きてゆけるわ。
『運命なんて、クソッ喰らえ』よね。そうでしょ、卍丸?」
◆卍丸・卍丸の父・お春・白川村の子分・弁天様・七人の火の勇者・その他の人々
●マリとヨミが生まれた場所へと還って行く。
劇終